三線が「一生の趣味」になる人と、すぐ辞めてしまう人の決定的な違い

石垣島三線体験教室(山本恭照三線研究所)の山本です。

三線を始めたばかりの方や、始めて1〜2年ほど経つ方の中には、こんなふうに考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「このまま、三線が長く続く趣味になるのかな?」
「せっかく買った三線、すぐに飽きてしまったらどうしよう…」

当教室は2016年に開室し、今年で9年目を迎えました。これまでに多くの生徒さんを見てきましたが、実は「長く続く人」と「すぐに辞めてしまう人」には、はっきりとした特徴があります。

今回は、私の指導経験から見えてきた、「三線が一生の趣味になる人、ならない人」の決定的な違いについてお話しします。

これから三線を始めようと思っている方や、今の練習方法に限界を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

残念ながら「長い趣味にならない」人の2つの特徴

まずは、少し耳が痛い話かもしれませんが、「長続きしない傾向にある人」の特徴からお伝えします。
大きく分けて、以下の2つのパターンがあります。

  • 「独学」でやっている人
  • 「ポップス三線」だけをやっている人

なぜこの2つのパターンだと続かないのでしょうか? 理由を論理的に解説します。

1 「独学」でやっている人

三線は、楽器の中では比較的構造がシンプルで、入りやすい楽器です。最近はYouTubeなどの動画教材も豊富にあるため、「独学でも弾けるようになるんじゃないか?」と思われる方も多いでしょう。

しかし、私の経験上、独学だけで「本当に上手くなった人」を見たことがありません。

体験教室には、時々「独学で練習しています」という方がいらっしゃいますが、残念ながら「弾きながら唄う(弾き語り)」がスムーズにできている方は、ほぼゼロです。

なぜ独学だと上手くなれないのか?
最大の理由は、「基本ができていないから」です。

動画を見よう見まねで弾くことはできても、指の角度、バチの動かし方、姿勢といった「基礎」が正しく身についていないため、ある程度のレベルで必ず壁にぶつかります。「上手くなれない」ということは「面白くない」ことに直結します。その結果、限界を感じて辞めてしまうのです。

また、独学には「目標があいまい」という弱点もあります。
自分の演奏を客観的に見てくれる先生もおらず、切磋琢磨する仲間もいない。
「いつまでに、何を、どのレベルまで弾けるようになるか」という目標が立てにくい環境では、モチベーションを維持するのは至難の業です。

2 「ポップス三線」だけをやっている人

次に、「ポップス三線」についてです。
これは、BEGINさんの楽曲や沖縄のヒットソングなど、現代の音楽を三線で弾くスタイルです。

ポップス三線は、リズムが馴染みやすく、比較的簡単に弾いて歌えるのが魅力です。真剣に取り組めば、3ヶ月ほどでそこそこ形になり、楽しく演奏できるようになるでしょう。

しかし、「簡単にできること」は、裏を返せば「飽きやすい」ということでもあります。

ポップス三線は、2〜3年は楽しく続けられるかもしれません。ですが、そこから先、「一生かけて究める」という要素は、伝統的な民謡に比べると少ないと言わざるを得ません。
オリジナル曲を作って活動するといったクリエイティブな方向へ進まない限り、いずれ「弾ける曲が増えただけ」の状態になり、マンネリ化して辞めてしまうケースが多いのです。

三線が「一生の趣味」になる人の条件

では、逆に「三線が一生の趣味になる人」とはどんな人でしょうか?
答えはシンプルです。

  • 「教室」に在籍している人(仲間と目標がある)
  • 「民謡」の奥深さに触れている人

1 「教室」に在籍している人が続く理由

教室に通うメリットは、「弾き方を教わる」だけではありません。
長く続けるための重要な要素が、教室には詰まっています。

① 「基本」があるから、上達し続ける
教室では、独学では見落としがちな「基礎」を徹底的に指導します。基礎がしっかりしていれば、難しい曲にも挑戦でき、常に「上達する喜び」を感じ続けられます。

② 「現在地」が分かるから、迷わない
教室には、自分以外の生徒さんがいます。他の人の演奏を聴くことで、「自分は今、どのくらいの実力なのか」という現在地を知ることができます。
また、当教室が参加している「八重山古典民謡コンクール」のような審査の場に挑戦すれば、合否という形で明確な評価が得られます。
「次は合格するぞ!」「次は上の賞を目指すぞ!」という明確な目標ができるため、モチベーションが途切れることがありません。

③ 「仲間」がいるから、楽しい
一人で弾く三線も良いですが、仲間と声を合わせて弾く三線は、格別の楽しさがあります。
当教室では、普段はオンラインで個人稽古をしている生徒さんも、月に一度の「合同稽古」に参加したり、石垣島に来た際に対面で合わせたりと、横の繋がりを大切にしています。
「あの人も頑張っているから、私も頑張ろう」。そう思える仲間の存在が、三線を一生の趣味にしてくれます。

2 「民謡」をやっている人が続く理由

そしてもう一つ、長く続いている人の多くは、伝統的な「八重山民謡」に取り組んでいます。

八重山民謡は、200年以上前から歌い継がれてきた伝統芸能です。
正直に言いますと、ポップスよりも遥かに難しいです。方言の歌詞、独特の節回し、唄と三線の音がずれる難しさ…。

しかし、この「難しく、奥が深い」ことこそが、一生飽きない理由なのです。

  • 終わりのない探求
    教本に載っているだけでも約120曲。その一曲一曲に深い歴史と背景があります。
  • 「できない」を「できる」にする喜び
    難しい節回しが唄えるようになった時の達成感は、簡単なポップスでは味わえません。

「120曲を全部弾けるようになりたい」「もっと良い声で唄えるようになりたい」

そう思って稽古に励んでいるうちに、気づけば5年、10年と時が過ぎ、三線が生活の一部になっているはずです。

(ここに「八重山民謡の工工四」や「コンクール」の画像を挿入)

「三線を一生の趣味にする」まとめ

三線を「一時的な遊び」で終わらせてしまうのか、「一生のパートナー」にするのか。
その分かれ道は、環境と取り組むジャンルにあります。

  • 独学・ポップスのみ
    手軽だが、壁にぶつかりやすく飽きやすい。
  • 教室・民謡
    奥が深くて仲間がいるため、一生かけて楽しめる。

「私にもできるかな?」と不安に思う必要はありません。
当教室では、35歳から三線を始め八重山古典民謡コンクールで最優秀賞を受賞した教師が、あなたのペースに合わせて基礎から丁寧に指導します。

まずは、教室の雰囲気を味わってみませんか?
「続けられるか不安」という方も、一度体験してみることで、三線の奥深い世界の入り口が見えるはずです。

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「三線を始める」際によくある質問

A.はい、もちろんです。いきなり民謡はハードルが高いと感じる方は、まずは「初心者ポップスクラス」で三線の楽しさに触れてください。基礎ができてから民謡クラスへ移行する生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

A.趣味ですので、細く長く続けることが大切です。毎日何時間も練習する必要はありません。オンライン教室なら、通学時間もゼロで、隙間時間を有効に使って稽古ができますよ。

A.まずは「30分無料体験(オンライン)」をご利用ください。実際にマンツーマンで指導を行いながら、教室のシステムや、あなたに合った進め方をご提案します。(※石垣島在住以外の方対象)

執筆者紹介

石垣島三線教室・山本恭照研究所 教師

三線教師
山本 恭照やまもと やすてる

山本恭照三線研究所 代表 石垣島を拠点に、体験・月謝制・オンライン教室を主宰。 35歳で三線を始めた自身の経験から、初心者がつまずくポイントを熟知。八重山古典民謡コンクール最優秀賞受賞の確かな技術と、論理的かつ丁寧な指導で、観光客から移住者、全国の生徒へ三線の魅力を伝えている。

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