八重山古典民謡コンクール新人賞 合格の秘訣!三線教室4つの指導方法

石垣島三線体験教室(山本恭照三線研究所)の山本です。

春になり、今年も三線コンクールの季節がやって来ました。
沖縄県内には様々な三線コンクールがありますが、多くはこの時期に申し込みがスタートします。

当教室が毎年挑戦しているのは、八重山毎日新聞社が主催し、石垣島で開催される正式な八重山古典民謡コンクールです。

今回は、このコンクールの登竜門である「新人賞」について、当教室がどのようにして「受験者全員合格(合格率100%)」という実績を出せるようになったのか、その指導の裏側を正直にお話ししたいと思います。

新人賞は「若い人」の賞にあらず

まず誤解されがちなのですが、「新人賞」という名前であっても、若い人だけが受ける賞ではありません。
三線の世界における「民謡の初心者・初級者」が受ける賞です。

ですから、受験者の年齢は10代から60代まで実にさまざまです。
今年の当教室からの受験予定者も、30代と50代の生徒さんです。「年齢的に遅いのでは…」と心配する必要は全くありません。

正直に話します。過去には「不合格者」を出した苦い経験も

現在は合格率100%を誇る当教室ですが、実は最初から順風満帆だったわけではありません。
教室を開設した翌年の2015年、そして2016年。初挑戦から2年連続で「不合格者」を出してしまいました。

新人賞は、しっかりと準備をすれば合格率80%ほどに達する、比較的合格しやすい賞です。にもかかわらず、当教室から不合格者を出してしまったのです。さらに、2022年にも不合格となる生徒さんが出てしまいました。

これらの失敗は、生徒さんのせいではなく、全面的に指導者である私(山本)に非がありました。
主な原因は以下の3つです。

       
  • 受験する時期が早すぎた
    三線歴6〜10ヶ月と、弾くことに必死な状態で受けさせてしまった。
  • 習得曲目が少なすぎた
    課題曲の6曲はできても、それ以外の曲があまり弾けない状態だった。
  • 合格ポイントを指導者が理解しきれていなかった
    私自身の知識不足が致命傷でした。

一生懸命練習してくれた生徒さんを不合格にしてしまった悔しさと申し訳なさから、私は指導方法を根本から見直し、猛省しました。

猛省から生まれた、合格へ導く「4つの方法」

過去の不合格の経験から徹底的に学び、私は当教室における「八重山古典民謡コンクール合格の方法」を4つ定めました。
この方法を適用して以来、当教室の合格率は飛躍的に上がりました。

最低でも「三線歴1年」で受験する

三線経験が浅いと、どうしても「指を動かす(弾く)」ことだけで精一杯になり、民謡の命である「唄」に集中できません。
弾くことに余裕が生まれ、唄に感情を乗せられるようになるためには、少なくとも1年の経験が必要です。焦らず、まずは1年じっくりと基礎を固めることを必須としました。

八重山民謡を「16曲」は習得する

課題曲だけをひたすら練習するのではなく、奨励賞曲(小中学生向けの曲)、新人賞曲、各種ゆんたなどを合わせ、最低でも「16曲」を習得することを受験の最低ラインにしました。
「自分はこれだけ沢山の曲を弾けるんだ」という実績は、本番の極度の緊張の中で、揺るぎない「自信」に変わります。

本番の半年前までに「早期暗記」を徹底する

コンクール本番は6月です。そのため、前年の12月(半年前)までに「課題曲6曲の1番を暗記する」という高いハードルを設けました。
さらに、課題曲以外の曲で「3番まで暗記している曲を最低2曲作る」ことも必須にしました。暗記できている曲が多ければ多いほど、心に余裕が生まれ、合格の道がはっきりと見えてきます。

指導者が「合格のポイント」を完全に言語化して伝える

これが最も重要です。
過去の失敗を経て、私自身が「審査員はどこを見ているのか」「どう唄えば新人賞の基準を満たすのか」というポイントを完全に理解し、言語化できるようになりました。
「見て盗め」「もっと感情を込めて」といった曖昧な指導はしません。「合格するための明確なポイント」を、生徒さん一人ひとりに論理的にお伝えしています。

   

オンライン生徒も含め、現在は「合格率100%」を達成!

   

この4つの方法を徹底した結果、2022年を最後に不合格者はゼロになりました。
2023年からは新人賞受験者は全員合格。さらに2025年には、新人賞だけでなく優秀賞も含め、受験者6名全員が合格(合格率100%)という素晴らしい結果を残すことができました。

   

私が培った「三線コンクールに合格するためのノウハウ」は、山本恭照三線研究所のメンバーには余すことなく全てお伝えしています。

   

もしあなたが、「八重山古典民謡コンクールに挑戦してみたい」「本気で民謡を学びたい」とお考えなら、ぜひ当教室の門を叩いてみてください。
石垣島在住の方はもちろん、遠方にお住まいの「オンライン生徒さん」も大歓迎です。一緒に、合格の喜びを味わいましょう!

30分無料体験(オンライン)を申し込む

   

「コンクール受験」に関するよくある質問

       

A.毎年6月ごろに開催されます。申し込みは例年3月ごろからスタートしますので、受験をお考えの方はスケジュールを意識しながら稽古を進めていきましょう。

A.はい、もちろん挑戦していただけます!ただし、コンクール本番は石垣島で開催されるため、受験の際は石垣島へお越しいただく必要があります。実際に当教室では、2025年にオンラインで稽古を続けてきた遠方の生徒さん5名が石垣島へ渡航してコンクールに挑戦し、見事に全員合格を果たしました。日々のオンライン稽古では、画面越しのハンディを感じさせないよう細かく指導しますのでご安心ください。八重山古典民謡コンクールの詳細はこちらからもご確認いただけます。

   

A.全く問題ありません。最初からコンクールを目指す方もいれば、稽古を続けるうちに「自分の実力を試してみたい」と途中で目標が変わる方も多いです。まずは「30分無料体験(オンライン)」で、本格的な八重山民謡の楽しさに触れてみてください。(※石垣島在住以外の方対象)

執筆者紹介

石垣島三線教室・山本恭照研究所 教師

三線教師
山本 恭照やまもと やすてる

山本恭照三線研究所 代表 石垣島を拠点に、体験・月謝制・オンライン教室を主宰。 35歳で三線を始めた自身の経験から、初心者がつまずくポイントを熟知。八重山古典民謡コンクール最優秀賞受賞の確かな技術と、論理的かつ丁寧な指導で、観光客から移住者、全国の生徒へ三線の魅力を伝えている。

「通うだけ」では上手くなりません。短期間で三線が上達する人の共通点

石垣島三線体験教室(山本恭照三線研究所)の山本です。 これから三線を始めたいと考えている方や、体験教室に来られたお客様から、よくいただく質問があります。 「月謝制の教室に入ったら、どれくらいで上手くなるのですか?」 新しいことを始める時、どれくらいの期間や費用がかかるのか、見通しを立てたいと思うのは当然のことですよね。特に三線のような楽器は、難しそうなイメージもあるので、なおさら不安になるかもしれ...

あわせて読みたい

「簡単」なのに「奥深い」。大人の趣味に三線が選ばれる3つの理由

石垣島三線体験教室(山本恭照三線研究所)の山本です。 春は、進学や就職、転勤など、新しい生活が始まる季節ですね。石垣島でも、この時期になると新しい方が島に移住されたり、転勤でいらっしゃったりと、街の顔ぶれが少し変わるのを感じます。 そんな新生活のスタートに合わせて、「せっかくだから何か新しい趣味を始めたい」「沖縄らしいことをやってみたい」と、当教室にお問い合わせをいただくことが増えています。 そこ...

あわせて読みたい

自宅が稽古場に。石垣島と繋がる三線オンラインレッスンの5つのメリット

石垣島にある山本恭照三線研究所の山本です。当研究所で2021年からスタートしたオンライン教室は、今では島内の生徒様の人数を上回るほど、全国から多くの方にご参加いただいています。 この記事では、なぜ当教室のオンラインレッスンが多くの方に選ばれているのか、その5つの理由をご紹介します。 目次1 「良い先生がいない…」三線を学ぶ、多くの方が抱える悩み2 当教室だから提供できる、5つの特別なメリット3 オ...

あわせて読みたい

コラムタグ一覧

オンライン教室
体験教室
月謝制教室
お問い合わせ