【2026年結果】八重山古典民謡コンクール。合否を分けた弾き間違え

石垣島三線体験教室(山本恭照三線研究所)の山本です。

第50回(2026年)八重山古典民謡コンクールが終了し、結果が発表されました。
まずは、すべての受験者の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、見事合格された皆さん、本当におめでとうございます!最高の気分ですよね。さあ次のステップへ、と胸を躍らせている方も多いことでしょう。

今回は、2026年のコンクール全体の結果と現場で感じたリアルな感想、そして当教室の結果と今後の決意についてお話しします。

まず伝えたい、不合格になってしまった方へ

不合格という結果を知ったとき、本当に最低の気分になりますよね。
私も過去にコンクールの不合格は何度も味わっていますので、その気持ちは痛いほどよくわかります。先日の師範免許の試験で不合格になった際は、翌日、吐き気と頭痛で寝込んでしまったほどです。それくらい、気持ちが落ち込むのは当然のことなのです。

特に、三線に費やした時間が長ければ長い人ほど、ショックの度合いは大きくなります。
しかし、不合格になってしまった方に、私が毎年必ずお伝えしていることがあります。

  • 不合格を絶対にマイナスに考えないでほしい
  • 不合格は「もっと上手くなれる最高のチャンス」と考えてほしい
  • 次回の挑戦時は、「もっと上手くなって受験できる」と考えてほしい

当研究所のメンバーに対しては、全員で全力のサポートを約束します。また、当教室以外の受験者で再挑戦を決意した皆さんのことも、私は陰ながら全力で応援しています。(※審査の音源は後日CDでもらうことができますので、必ず聴き直して次に活かしましょう)

【2026年】コンクール全体の結果

さて、今回の全体の結果です。(※棄権数は不明のため不合格に含めて計算しています)

部門 受験者 合格者 合格率
奨励賞・まいふなー賞 23名 23名 100%
新人賞 41名 32名 78%
優秀賞 40名 22名 52%
最優秀賞 54名 5名 9%

会場で見たリアルな感想と合否を分けたポイント

私自身が会場で審査を見守った中での、率直な感想をお伝えします。

新人賞:初々しさと安定感の差

昨年は不合格者が4人でしたが、今年は9人と倍以上に増えました。会場で24人ほどの演奏を聴きましたが、全体的に未完成で初々しさ全開の方が多く、昨年ほどレベルが高くないという印象を受けました。「今年は不合格者が増えそうだな」というのが、会場で感じた率直な感想でした。

(ここに「会場外で最後の練習をしている様子」の画像を挿入)

優秀賞:合否を分けた「三線の弾き間違え」

難しい2曲を弾きこなす優秀賞ですが、合格率50%強というのは予想外の低さでした。会場で24人ほど見ましたが、特に1曲目の『蔵ぬぱな』での苦戦が目立ちました。

半分以上の方が「三線の弾き間違え」をしていた印象です。また、唄の音程が上がりきらない人も目につきました。
2曲ともしっかりと声が出ていて「唄力」がある人は合格できていたように思います。逆に言えば、優秀賞に合格するためには、唄力はもちろんのこと「三線の弾き間違えゼロは必須条件」だと強く感じました。

最優秀賞:唄のレベルと圧倒的な三線の技術

通常通り、合格率ひと桁の非常に厳しい結果でした。
私が見た12人の中で、途中失格(致命的なミスや実力不足による途中退場)はゼロだったため、その点では昨年より全体のレベルは上がっていたように思います。

しかし、その12人中9人ほどは、やはり「三線の弾き間違え」をしていました。八重山民謡の最優秀賞の審査は超厳格です。合格を勝ち取りたいなら、唄だけでなく、三線を弾くレベルもさらに引き上げる必要があります。私が見た中で合格した2人は、三線の弾き間違えがゼロだったうえに、三線そのものを弾く技術が非常に高かったです。「唄が上手い人は、三線も上手い!」と強く実感しました。

当教室の結果と、指導者としての反省

最後に、山本恭照三線研究所の結果です。

  • 新人賞
    受験者2人 / 合格2人(合格率100%)
  • 優秀賞
    受験者2人 / 合格0人(合格率0%)

新人賞に関しては、3回連続で合格率100%を達成できました(第48回は受験者ゼロ)。育成のメソッドがしっかりと固まっており、今回の受験者も非常に安定感があり、見ていて安心できました。

一方で、優秀賞は非常に悔しい結果となりました。私としては「合格レベルに達している」と送り出したつもりでしたが、結果は甘くありませんでした。昨年が100%合格だったことで、私の指導にどこか慢心があったのだと猛省しています。しっかりと不合格の要因を分析し、来年に活かします。今後の優秀賞の指導においては、一切の妥協をしない覚悟です。

来年に向けて

来年(2027年)は、当研究所から4〜6人の弟子がコンクールに挑戦する予定です。最優秀賞の受験資格を持つ者も3人出ますが、「最優秀賞に立ち向かうレベル」に達しなければ、受験は見送る方針です。ふさわしい実力をつけた弟子のみ、挑戦させていきます。
次回のコンクールに向けて、教室全体でもっともっと力をつけていきます。

「本気でコンクールに挑戦したい」「基礎からしっかり学び直したい」という方は、ぜひ当教室の扉を叩いてみてください。石垣島での月謝制教室(対面)、全国から受講できるオンライン教室で、あなたをお待ちしています。

コンクール期間になると、このブログのアクセス数が通常の何十倍にもなります。読んでいただき、本当にありがとうございます。また来年もコンクールブログを書きますので、楽しみにしていてください。

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コンクール結果・対策に関するよくある質問

A.はい、もちろん大歓迎です!不合格は自分の課題を見つめ直す最高のチャンスです。これまでのクセを見直し、正しい「三線の弾き間違え」のない演奏と発声を論理的に指導しますので、一緒に次回の合格を目指しましょう。

A.コンクールは例年6月開催です。課題曲の暗記や本番を想定した模擬稽古を十分に行うためにも、遅くとも前年の秋〜冬頃には本格的な対策をスタートすることをおすすめします。早すぎることはありません。

執筆者紹介

石垣島三線教室・山本恭照研究所 教師

三線教師
山本 恭照やまもと やすてる

山本恭照三線研究所 代表 石垣島を拠点に、体験・月謝制・オンライン教室を主宰。 35歳で三線を始めた自身の経験から、初心者がつまずくポイントを熟知。八重山古典民謡コンクール最優秀賞受賞の確かな技術と、論理的かつ丁寧な指導で、観光客から移住者、全国の生徒へ三線の魅力を伝えている。

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