八重山古典民謡コンクールで「すぐ受かる人」の特徴。当たり前の備えを徹底する

石垣島三線体験教室(山本恭照三線研究所)の山本です。

毎年6月ごろになると、私たちが挑戦している「八重山古典民謡コンクール」の季節がやってきます。当教室は2016年から毎回このコンクールに挑戦し続けており、これまで多くの受験者を送り出してきました。

長く生徒さんを見ていると、コンクールにおいて「1回ですぐに受かる人」と、「何度も再受験を繰り返す人」にはっきりと分かれます。

「すぐ受かる人には、何か特別なコツや裏技があるのでは?」
そう思われるかもしれません。今回は、八重山古典民謡コンクールに「すぐ受かる人」に共通する特徴と、その本質についてお話しします。

八重山古典民謡コンクールは「超難関」な世界

八重山古典民謡コンクールは、奨励賞、新人賞、優秀賞、最優秀賞と分かれており、上の賞に行くほど合格率が下がる非常に厳しい世界です。

ここで、参考に2023年度の結果を見てみましょう。

部門 受験者 合格者 合格率
新人賞 42名 31名 74%
優秀賞 51名 15名 29%
最優秀賞 60名 7名 11%

※2023年度の各賞合格率。最優秀賞の合格率は約11%と非常に狭き門です。

賞によってポイントは多少異なりますが、これほど低い合格率の中でも「すぐ受かる人」には、大略的に共通する特徴が備わっています。

コンクールに「すぐ受かる人」の6つの特徴

1 才能がある(先天的)

民謡の世界では、生まれ持った「民謡らしい声質」や、自然に節回しができる才能を持つ人が時おりいます。そうした人は審査の点数も上がりやすく、コンクールでは有利に働きます。
しかし、才能がある人が必ずすぐ受かるわけではありません。才能があっても「宝の持ち腐れ」になってしまう人はたくさんいます。

2 稽古熱心である(努力)

すぐ受かる人の絶対条件は、何をおいても「稽古熱心」であることです。
コンクール直前だけ慌てて練習するのではなく、長い期間コツコツと努力を継続できる人。コンクールの本番で発揮されるのは、決して一夜漬けの技術ではなく「日頃の稽古の積み重ね」そのものです。

3 実力がしっかりついている

稽古熱心に努力を重ねた結果として身につくのが「実力」です。その賞にふさわしい実力がつけば、コンクールで恐れることは何もありません。逆に言えば、優秀賞以上では実力が伴わなければ絶対に受かりません。コンクールにすぐ受かる人とは、実力がしっかりついた人なのです。

4 本番を想定した「コンクール対策」を徹底している

実力がついた後に極めて重要になるのが、ここです。
コンクールは教本を見ずに、審査員10人と観客の目の前で演奏しなければなりません。その緊張感は半端ではありません。

すぐ受かる人は、ただ弾けるようになるだけでなく、「人前で演奏する本番模擬稽古」を徹底的に行っています。やりすぎだというくらい、本番のシミュレーションをこなしているのです。

▼八重山古典民謡コンクール 本番シミュレーション(新人賞)

5 度胸がある

ステージに立ったなら、最後はもう「度胸」です。
度胸があれば合格する可能性は高くなります。特に新人賞の段階では、実力が多少粗削りでも、堂々と唄い切る度胸があれば受かることがあります。もちろん、優秀賞以上は実力が前提条件となりますが、それでも最後に背中を押すのは度胸です。

6 自分の力を信じられる

本番で極度にアガってしまい、自信のなさが態度や唄に出てしまう人がいます。自信がないと思いながら弾くと集中力は切れ、とんでもない失敗を招きかねません。
すぐ受かる人は、指導者からの「実力はついている」という言葉を胸に、自分の積み上げてきた力を信じ切ることができます。本番が始まったら、もう自分を信じるしかありません。

結局のところ、特別なコツは存在しない

ここまで読んで、あなたはどう思われたでしょうか。
「すぐ受かるための特別な裏技を知りたかったのに、当たり前のことばかりじゃないか」と感じたかもしれません。

私は、すぐ受かるための特別なコツなんて存在しない、と思っています。才能以外はすべて「後天的な努力」でなんとかなるものです。
すぐ受かる人は、魔法を使っているのではなく、当たり前の備えが当たり前にできている人なのです。

「当たり前の備え」を徹底しよう

才能の有無は自分ではどうにもなりませんが、それ以外の努力や対策は自分次第でいくらでも変えられます。
当教室では、本番に強くなるための徹底的な「本番模擬稽古」であなたを全力サポートします。独学では得られないこの「合格のための当たり前の備え」を、一緒に積み重ねていきましょう。

当教室では、石垣島在住の方向けの月謝制教室(対面)はもちろん、全国どこからでも受講できるオンライン教室も開講しています。このコラムを読んで本気でコンクールに挑戦したいと思った方は、ぜひそれぞれの詳細ページをご覧になってみてください。

コンクール対策に関するよくある質問

A.最初から本番に強い人はなかなかいません。だからこそ、お稽古の中で何度も「人前で弾く(模擬稽古)」という経験を積むことが大切なのです。場数を踏むことで緊張との付き合い方が分かり、徐々に自分の力を信じられるようになります。山本恭照研究所は月1回の合同稽古で、仲間の目で一人で弾く練習をし、コンクール2週間前から本番想定稽古を毎日行います

A.はい、もちろんです!画面越しであっても、入退場から調弦、演奏まで本番と全く同じ流れで行うシミュレーションを実施しています。本番同様のプレッシャーを感じながら練習することで、着実に合格へ近づけます。コンクール2週間前からオンラインの人たちを結び、コンクール稽古を毎日行います

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執筆者紹介

石垣島三線教室・山本恭照研究所 教師

三線教師
山本 恭照やまもと やすてる

山本恭照三線研究所 代表 石垣島を拠点に、体験・月謝制・オンライン教室を主宰。 35歳で三線を始めた自身の経験から、初心者がつまずくポイントを熟知。八重山古典民謡コンクール最優秀賞受賞の確かな技術と、論理的かつ丁寧な指導で、観光客から移住者、全国の生徒へ三線の魅力を伝えている。

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