三線が上手くなりたい人に教えたい。努力する方を応援する三線教室です

石垣島三線体験教室(山本恭照三線研究所)の山本です。
突然ですが、私は常にこう思っています。「三線が上手くなりたい人に教えたい」
当教室には、1回限りの「体験教室」と、月に2〜3回じっくり通う「月謝制教室(対面・オンライン)」があります。
今回お話しするのは、後者の「月謝制教室」についてです。
「えっ?上手くなりたくないのに三線教室に入る人なんているの?」
そう不思議に思ったあなたは、とても真っ当で真面目な考えをお持ちの方です。もしあなたがまだ三線教室に入っておらず、本気で上達したいと考えているなら、ぜひ最後までこのコラムをお読みいただき、共感されたなら、ぜひ当教室にお問い合わせいただきたいと思っています。
今回は、当教室がなぜ「真剣な人」だけを受け入れているのか、その理由と指導に対する想いをお話しします。
誰もが「上手くなりたい」わけではない?過去の苦い経験

当教室に月謝制で通いたいとお問い合わせをいただく方の数は、少なくありません。しかし、その中から実際に教室に入会される方は、実は全体の50%ほどです。
なぜ半分になってしまうのか。それは、三線教室に入りたいと考えている方が、大きく分けて以下の2つのタイプに分かれるからです。
- せっかく習うのだから、ちゃんと上手くなりたい人
- 軽く弾ければいいから、たいして上手くなりたくない人
当教室を立ち上げた約7年前、「来る者拒まず」のスタンスで、どんな方でも受け入れていました。その結果、教室の生徒さんの約半分が「たいして上手くなりたくない人」、つまり三線に対するモチベーションがあまり高くない方になってしまった時期がありました。
モチベーションの低さは伝染する
当教室は、一人ひとりとじっくり向き合う個人稽古(または少人数制)が基本です。そのため、生徒さんのモチベーションの低さは、教える側にダイレクトに伝わってきます。
一生懸命教えようとしても響かない。練習してこない。
それに比例するように、私のモチベーションも著しく低下してしまいました。「上手くなるつもりのない生徒に教える時間が苦痛だ」「早くこの稽古の時間が過ぎてくれないだろうか」とさえ思ってしまったのです。三線教師として、これは大問題です。
お金のために割り切ることはできない
世の中には、「生徒を受け入れれば月謝が入るのだから、それでいいじゃないか」というビジネスライクな考え方もあります。「上手くならなくても、何ヶ月も通ってもらえればその分お金になる」という割り切った考えです。
当初、そう割り切ろうと努めた時期がありました。しかし、結論から言うと到底無理でした。三線への情熱がないまま、ただ時間を過ごしてお金をいただくことは、ただただ虚しいだけの作業だったのです。
理想の教室へ。入会前にお伝えしている4つの約束
「今の状態は、理想とする三線教室ではない。目指す方向へ変えていこう!」
そう決意し、お金だけが目的ではない教室を作り上げ、「唄三線が上手くなりたい人」だけを受け入れる方針に切り替えました。
現在、当教室の月謝制教室(対面・オンライン)に入会をご希望される方には、事前の面談やご案内の段階で、必ず以下の「4つの約束」をお伝えしています。
- 当教室は、「上手くなってくれる生徒さん」を受け入れています
- 教室で習ったことは、必ず自宅で自己練習をしてください
- 上手くなるよう、ご自身でも努力をしてください
- 努力をしたくない人は、当教室に入っていただかなくても大丈夫です
このお話をすると、厳しいと感じて辞退される方もいらっしゃいます。その結果、入会される方はお問い合わせいただいた方の50%になったというわけです。
ここで大切なのは、「教室に通うだけで魔法のように上手くなるわけではない」ということです。これについては、別のコラム『「通うだけ」では上手くなりません。短期間で三線が上達する人の共通点』でも詳しく解説していますので、併せて読んでみてくださいね。
求めている上手くなるの基準とは

「努力が必要だなんて、なんだかすごくスパルタな教室なのでは……」と不安にさせてしまったら申し訳ありません。
ここで言う「上手くなる」というのは、全員がプロ級にならなければいけないとか、八重山古典民謡コンクールで最優秀賞を目指さなければいけない、という意味ではありません。
もちろん、コンクールで最優秀賞を目指すような高い志を持つ方は、持てるすべての知識と経験を注ぎ込んで全力でサポートします。
※当教室のコンクール対策については、『【2026年結果】八重山古典民謡コンクール。合否を分けた弾き間違え』の記事もご覧ください。
しかし、一般的な趣味として楽しむ方の目標としては、「人様の前で弾いた時に『上手い!』と褒めていただけるレベル」で十分だと思っています。
ただ弾いているふりをするのではなく、正しい音程で唄い、正しい指使いで三線を弾く。それができるようになるための「前向きな努力」を楽しめる方に来てほしい、というのが私の願いなのです。
本気で上手くなりたいなら、ぜひ当教室へ
入会率は50%になりましたが、現在の当教室には「本気で上手くなりたい」という真っ直ぐな心を持った生徒さんばかりが集まっています。そのおかげで、教える側も毎回の稽古が本当に楽しく、理想の三線教室にだいぶ近づくことができました。
厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、たいして上手くなりたくない、なんとなく音が出ればいいというのであれば、わざわざお金を払って教室に通う必要はありません。独学でも十分に楽しめます。
※独学との違いについては、『三線が「一生の趣味」になる人と、すぐ辞めてしまう人の決定的な違い』という記事も参考にしてみてください。
しかし、あなたがもし「せっかく三線を始めるなら、ちゃんと上手くなりたい」「正しい基礎を身につけたい」と強く思っているのなら、教室でプロの指導を受けることを強くおすすめします。
上手くなるために努力するあなたを、全力で応援します。
もしこのコラムを読んで共感していただけたなら、ぜひ、石垣島三線体験教室の月謝制教室(またはオンライン教室)の門を叩いてください。あなたと一緒に稽古できる日を、心より楽しみにしています。
月謝制教室に関するよくある質問
上手くなれる可能性はあります。35歳から三線を始めた「大人スタート」の経験から、「センス」や「感覚」といった曖昧な言葉に逃げず、「なぜこの音が鳴るのか」「どう指を動かせば楽か」「どうしたら声が出せるのか」を論理的にお伝えしますので、不器用な方でも努力次第で上達する可能性はあります。
大切なのは「毎日触れる」ことです。三線をケースから出し、構えて音を出す習慣を作ることが、上達への一番の近道です。触れる事により、1時間、2時間と時間があっという間に過ぎてしまいます。
執筆者紹介

三線教師
山本 恭照やまもと やすてる
山本恭照三線研究所 代表 石垣島を拠点に、体験・月謝制・オンライン教室を主宰。 35歳で三線を始めた自身の経験から、初心者がつまずくポイントを熟知。八重山古典民謡コンクール最優秀賞受賞の確かな技術と、論理的かつ丁寧な指導で、観光客から移住者、全国の生徒へ三線の魅力を伝えている。



